夏だ海だビールが美味い(前)

潮騒のように鳴り響く蝉の鳴き声が、夏の幕開けを感じさせる。
鬱々とした雨の季節が過ぎ、ニュースで梅雨明けが宣言されたのはつい数日前のことだ。

その日私たちは、松野家の縁側でスイカにかぶりついていた。
きっかけは、私の実家から届いたスイカだった。丸ごと一つ届いたのはいいが、一人で食べ切れる自信がなくて気紛れに松野家に差し入れたら、おそ松くんが突如スイカ割りを提案し、私含めた全員が乗った。
スイカ割りの方法は至ってシンプル。挑戦者はタオルの目隠しとおもちゃのプラスチックバットを装備し、外野の指示に従って歩を進めてバットを振り下ろすという定番のものだ。
トド松くんと私は女子力高めにあーんとかやだーとか言って空振りし、キャッキャウフフ。続く一松くんは目隠しをしているのに的確にカラ松くんを殺りにきて、カラ松くんは見当違いの場所に全力で振り下ろしてバットを損壊
その後、脳筋第二号の十四松くんが体を高速回転させてバットを振り回してきたので、広範囲攻撃で命中率を高める作戦かと思いきや、足を滑らせてスイカに踵落とし
その衝撃でスイカは真っ二つに割れた。
「あーもう、何やってんの十四松ーっ!俺の出番は!?」
「サーセン!」
「いや、僕ら出番なくて良かったかもよ、おそ松兄さん。いい感じに割れた」
母さんに切ってもらってくるねと、チョロ松くんはスイカを置いた新聞紙ごと両手に抱えて台所へと出向き、次に戻ってきた時には綺麗な三角形に切られたスイカがお盆に並んでいたというわけだ。


額から吹き出る汗がこめかみを伝って流れて、地面にぽたりと落ちる。
不快さを感じて手の甲で払おうとしたら、それより先に伸びてきた指先が私の首筋に触れて、汗を拭う。
顔を上げれば、カラ松くんが目を細めて私を見つめている。
「汗も滴るいい女だな、ハニー」
「…は」
「俺の目が黒いうちはイチャつかせねぇぞこの野郎」
私とカラ松くんを両手で押しのけ、強引に割って入ってきたのは、おそ松くんだった。イチャつくという単語に反応して、カラ松くんは顔が赤くなる。
無自覚だったらしい。末恐ろしい次男だ。
「もうホント何なの、十四松はスイカ割っちゃうしカラ松はユーリちゃんにベタベタするし」
「いやほんとサーセン、兄さん」
十四松くんは別に悪くない。
「ユーリちゃんも、嫌なら嫌って言った方がいいぜ?」
「あ、うん、今が嫌かな
私を諭すと見せかけて、肩をがっつり組んできている。馴れ馴れしいことこの上ない。
「おそ松兄さん、それセクハラ。やだねーデリカシーない男って」
松野家トップオブゲス野郎なだけはあるよね…」
一松くんとトド松くんがひそひそと顔を突き合わせて長男をこき下ろす。その意見には同意しかない。

「おそ松、ユーリから離れろ」
しかしカラ松くんが制止するより先に、私が肩に乗った気安い手をつまみ上げる。
「いでででっ!もうユーリちゃんってば、いけずぅ」
「いけずじゃない、嫌なの。っていうかこの暑いのに密着されると、余計暑苦しいから止めて」
「じゃあ涼しい所行こうぜー、せっかく貴重な女の子がいる夏なんだからさぁ。
───あ、そうだ、海なんてどう?海水浴!」

海水浴。
それは、ほぼ裸体の推しが合法的に拝み放題の夏限定イベント。
露出する素肌、しなる肢体、弾ける汗、海で戯れる推しの笑顔、プライスレス。

最高やんけ、という心の叫びは胸に秘めて平静を保っていたら、一松くんとトド松くんがあからさまに嫌そうな顔をした。
「えー、海なんて肌焼けるだけじゃん。何度も日焼け止め塗るとパサつくし」
「クソ暑いし潮風でベタベタになるし…何がいいんだよ」
弟たちの渋い反応を見て、チョロ松くんは腕を組む。
「うーん、コンサートとかの予定が重ならないなら考えてもいいけど、まぁ暑いのは確かだよな、カップルばっかだし」
いずれにしても前向きな回答ではない。何だよノリ悪ぃなぁと、おそ松くんは唇を尖らせて仏頂面になる。
そんな彼らの様子を見回して、一番肩を落としているのはカラ松くんだった。
「そうか…ブラザーたちが乗り気じゃないなら仕方ないな。
それじゃあハニー、予定通り海は二人で行こうか

ガバッと体を起こす松野家その他五人。

最初に声を上げたのはやはり長男だった。
「おいっ、焼けるからやだーとか言ってる場合かお前ら!六つ子からリア充が出るぞ!
「ごめん兄さんっ、実はボク海行きたかったんだ!」
「お、おれもたまには行ってもいいかなと思ってた。クソ松狩りに行く
一松くんとトド松くんが速攻で寝返った。
「こういう時のお前らクズどもの尋常じゃない団結力、僕は好きだな」
チョロ松くんも参戦の模様。
「おおっ、行く気になってくれたかブラザーたち!楽しいサマーメモリーにしようじゃないか!」
何も知らぬはカラ松くんばかり。兄弟から蔑ろにされがちにも関わらず、彼自身は兄弟で過ごす時間を大切に感じているらしく、私に彼らのことを語る表情はいつもとても優しい。
まぁ、人数が多い方が楽しいのは間違いないだろう。

「いつ行く?明日?ぼくらニートで暇だから、ユーリちゃんの都合に合わせマッスル」
「そうだなぁ、元々来週の金曜日に休み取る予定だったし、金曜はどう?」
「ここから車で二時間くらいの所に、海が綺麗な海水浴場があるみたいだよ。どうせならいい海行きたいよね、レンタカー借りてさ」
トド松くんがスマホの画面を見せながら、提案してくる。海水の透明度が高く、砂浜も白く粒が細かいと有名な場所だ。
夏休みの時期なので、土日は確実に終日混雑する。できるだけ海に近い駐車場に車を停めるなど快適さを求めるとなると、平日の朝早くに現地着が必須だ。
「おし、次の金曜にそこで決定な」
すっくと立ち上がり、おそ松くんが意気揚々と居間のカレンダーに赤ペンで書き込んだ。予定が決まるや否や、水着やスナック菓子、パラソルはどうしようかと六つ子たちが顔を突き合わせて相談を始める。指揮はチョロ松くんが執り、必要事項をメモ帳に書き出していく。
そんな彼らの背中をカラ松くんが嬉しそうに眺めていて。

「晴れるといいな、ユーリ」
それから私に、にこりと微笑んだ。




当日は、雲ひとつない快晴。
日中は三十五度近い気温になる予報も出ており、台風の接近もなく海は穏やかで、絶好の海水浴日和だ。
さて、日が昇ったばかりの早い時間に集合し、当初の予定通りレンタカーを借りて海水浴場へと向かう我々だが、なぜか借りたミニバンのハンドルを握るのは私だった
おかしいよね、日頃暇を持て余しているニートが六人もいるのに、毎日仕事に明け暮れて貴重な有休を使って来ている私が運転とか舐め腐ってるだろ。
という愚痴は置いておくとして、実はこれにはれっきとした理由がある。

トト子様がいらっしゃっているからだ。

男六人に女が一人は寂しいとニートたちが調子に乗り、勇敢にもトト子ちゃんに誘いをかけたところ、他にも女の子がいるならとオッケーが出た。
私は今日が初対面である。
本物のトト子様は写真よりも可愛く、かつ愛らしい声で、六つ子たちが長年に渡り首っ丈になるのも頷ける、魅力に溢れた子だった。
そして、そのトト子様が車内と言えど六つ子と隣に座るのは無理と笑顔で言い放った後、私が運転席で彼女が助手席に座れないなら行かないとなり、六つ子たちにドライバーを懇願されたという経緯だ。
しかし私とて、何の見返りもなくいいよと言えるわけがない。レンタカーとガソリン代全額を六つ子が負担するなら、という条件で了承した。

高速でひたすらアクセルを踏み込んでいる時、トト子ちゃんが私に声をかけてきた。
「ユーリちゃん、よくこんな奴らと仲良くできるね。黒歴史増えるよ?
半時間ぶりに話しかけてきたと思ったらこれかよ。
「トト子ちゃん、それブーメラン」
「付き合いが長いだけで、仲良くしてないよ、利用してるだけ。デートは完全拒否だし、二人で写真も論外、誤解を生みそうないかなる既成事実も作らせない鉄壁の防御だよ」
眩しい笑顔で語る内容ではない。
トト子ちゃんの魅力を、いつだったか六つ子に聞いたことがある。自分の欲望に忠実で、その一切を曝け出す素直さに惹かれているのだ、と。
そんな松野家兄弟は一人残らず、慣れない早朝起床のために後部座席で爆睡している。ニートの朝の弱さ舐めてた。
「トト子ちゃんはうんざりしてるかもしれないけど、私はみんなと一緒だと楽しいよ」
「新鮮なのは最初のうちだけだと思うなぁ」
「六対一なら確かに自衛してても大変そうだね。でも私は基本、一対一だから」
ああ、とトト子ちゃんは頷く。
「カラ松くんでしょ?
ユーリちゃんほんっと物好きだね。トト子には無理だな、六つ子の誰かと一対一とか本気で無理、自害した方がマシ
ここまでバッサリ言われているのに、トト子ちゃんに夢中な六つ子の気が知れない。全員ドM属性なのか。
「…まぁ、カラ松くんは言動が痛いのを除けば、すごく真っ直ぐだけどね」
独白のようなトト子ちゃんの呟きに、私はつい笑ってしまった。

ああ、やはり。
彼女は、六つ子全員をよく見ている。




早朝に出発したのが功を奏し、海水浴から徒歩数分圏内の臨時駐車場に車を停めることに成功した。二時間ぶっ通しで運転させていただいたので、タープテントやレジャーシート、クーラーボックスといった海水浴必須の荷物はもちろん、女性陣の荷物も全てニートたちに運ばせる。
先陣を切って歩く私とトト子ちゃんの後ろを荷物を抱えた六人が続き、その様子はさながら下僕を従える女王様だ。

夏休み期間中ということもあり、朝といえど海水浴客は多い。
海の家とシャワー室がほど近い砂浜に陣取ることにして、チョロ松くんがカラ松くんと十四松くんに招集をかける。
「そこの脳筋二人、僕が指示する通りにテント組み立てて」
「フッ、任せろブラザー」
「あいあいさー」
六角形のフレームを広げて、屋根となるフライをかぶせるだけだが、さすが脳筋たち、地面に固定するペグを打ち込むのもスムーズで、あっという間にテントが完成する。
一松くんとトド松くんがその下に大きなレジャーシートを敷いて、八人分の拠点完成だ。
直径六十センチのクーラーボックスを二つ、おそ松くんがやれやれとシートの上に置くと、直後に着ていたシャツを脱ぎ捨てた。
「よーし、一番乗りしたい奴は俺について来い!」
その声にはカラ松くんと十四松くんが名乗りを上げる。同じようにシャツを脱ぎ、サーフパンツ姿になる。
「あれ、カラ松兄さん、ビキニパンツじゃないんだね?
何、やっぱりユーリちゃんがいるからカッコつけたい感じ?」
ラッシュガードと麦わら帽子を装備した完全防備のトド松くんが、いち早く違和感に気付く。
「あ、いや、トッティこれは…」
ビキニ着たらセクハラ歓迎と判断して触り倒すって言ったら、半泣きで今着てるやつ買ってたよ」
「ユーリちゃんのセクハラが、カラ松兄さんのダサいファッション抑止力になるのに驚きを隠せないんだけど」
普通はそうだと思う。
「むしろご褒美じゃ…」
一松くんは黙っていてほしい。

「ユーリちゃん、トト子たちも行こっか?」
にこりと微笑みながらトト子ちゃんが上着を脱ぐと、ショッキングピンクのビキニが現れて、不覚にもドキリとする。程よく肉感もあり、スタイルも申し分ない。

「ありがとうございますトト子様!」
六つ子が全員ひれ伏した。

「おいニートども、一番可愛いのはだぁーれ?」
「トト子ちゃんです!」
「一番水着が似合うセクシーな女の子は誰ー?」
「もちろんトト子ちゃんです!」
腰に手を当ててモデルポーズのトト子ちゃんと松野家六人とのコントさながらのやりとりを尻目に、私もこっそりシャツを脱ぐ。
フロントクロスになったオレンジのビキニに、デニムのショートパンツ。自分用の浮き輪を抱えて彼らの礼拝が終わるのを待っていたら、不意にカラ松くんと目が合った。
彼は一瞬唖然とした後、タコのように顔を赤く染めていく。
「は、ハニー…」
いや待て待て、こういうシチュエーションは苦手だ。どう反応すればいいか分からないし、どうだセクシーだろうガハハとか言ってしまったら、トト子ちゃんとキャラが被るし。
「おおっ、ユーリちゃんもいいね!エロい!」
どストレートに感想を述べたおそ松くんは、次の瞬間にカラ松くんのエルボーを食らうことになる
「なっ、何すんだよカラ松!」
「ユーリをそんな目で見るな!」
「トト子ちゃんを散々そんな目で見ておいて、すげぇダブスタ!てか、顔真っ赤にして、お前も十分ユーリちゃんをそういう目で見てんじゃんかエロ松っ」
「ち、違…ッ」
一触即発の空気かと思いきや、先ほどから海と私たちを交互に見やっていた十四松くんが、我慢の糸が切れたとばかりに声を張り上げた。
「兄さーん、誰も行かないならぼく一番乗りで海入るよー!」
「あ、俺も行く!一番は長男って決まってんだろ!」
「マイリル十四松、オーシャンとウェーブが呼んでいるのはオレだっ」
今しがたまでの喧嘩はどこへやら、おそ松くんとカラ松くんは十四松くんに続いて海へと駆けていく。チョロ松くんが溜息をつきながら、脱ぎ捨てられた三人分のビーチサンダルを拾って、シートの横に並べた。
「うちのクソ長男がごめんね、ユーリちゃん」
「う、ううん、ビックリしただけだから全然。チョロ松くんは海入らないの?」
「貴重品コインロッカーに入れてきたら入ろうかな。トト子ちゃんとユーリちゃん、先に行って待っててよ」
そう言って、車の鍵や各自の財布をまとめて入れたバッグを持ち上げてみせるチョロ松くん。
トト子ちゃんは、SNS映えしそうなピザ型の浮き輪を小脇に抱えて、私が動くのを待っている。行かない理由はないので、お待たせと声をかけて立ち上がる。
照り返しがあまりに眩しくてサングラスをかけたら、カラ松くんみたいと笑われた。




海水は足元の砂が透けて見えるくらいに透明度が高く、エメラルドグリーンともコバルトブルーとも表現できる美しい色が一面に広がっている。海水浴客の賑やかな声に混じった潮騒が耳に心地良い。
少し離れた場所では、真っ先に海へと向かっていった三人組が顔を寄せ合って何事かを相談している様子。ちなみにトト子ちゃんはピザの浮き輪の上に寝転んで、セレブさながらに優雅に波の上を漂っている。
私に行こうと声をかけたものの、一緒に遊ぼうとか、同じ場所にいようとか、集団行動をしたがる傾向はないらしい。適度にドライな関係は楽でいい。
足のつかない場所まで泳いだら、浮き輪から両腕を出して背を預ける。不規則な揺れが眠気を誘い、快適だ。
しばらくこのまま漂っていようと身を任せたところで、不意に名を呼ばれる。

「ユーリ!」

カラ松くんの声だ。
顔を上げて三人組の方を見やると、三人が一人ずつ肩に乗って縦長に伸びていた
「ユーリちゃん見て見てっ、三人合体技・松野家トーテムポール!」
技名を叫んだのは、十四松くんだ。彼を土台に、カラ松くん、おそ松くんが順番に相手の肩に足を置いて直立している。
二十歳超えたいい大人が海でやることか、というツッコミはさておき、危険な技にも関わらず完成度が高く安定している。
「すごーい!十四松くん重くないのー?」
私が手を振ると、十四松くんはにっこりと破顔して手を振り返してくれる。マジ天使と眼福していたら、彼に足首を支えられていたカラ松くんが体勢を崩す。
「わっ、こら十四まぁつ!」
「え、ちょっ、待って待てヤバイッ」
「あ」
土台が崩れれば全体は言うまでもない。崩れた塔は後ろへと傾き、三人とも背中から海へ落下して、水しぶきが上がった。
十四松くんが海水に腰まで浸かる位置だったから、大怪我をするほどの衝撃はないだろうが、浮き輪に入った格好のまま彼らに駆け寄る。

「だ、大丈夫?」
「あはは、失敗しちゃった。ユーリちゃんにいいとこ見せたかったのに」
一番ダメージの少ない十四松くんは、すぐに起き上がって頭を掻いた。
次の瞬間、その背中を羽交い締めにする影が水中から出現する───おそ松くんだ。
「やってくれたな十四松!お兄ちゃんが礼をくれてやるっ」
「えっ、何なに?おそ松にい──わぁッ!」
問いかけが終わらないうちに、おそ松くんのジャーマンスープレックスが決まって二人とも海に沈む。
その様子を苦笑しながら見守っていたら、カラ松くんが濡れた髪を鬱陶しそうに両手でかき上げながら体を起こして立ち上がった。伏せた双眸、濡れた睫毛から滴る水滴、引き締まった肌の露出、セクシーすぎてヤバイ。語彙力が追いつかない。
「…ああ、ハニー」
「カラ松くんも、大丈夫だった?」
押し倒したい衝動を必死に押さえて、さも心配してましたという表情を取り繕う。カラ松くんは額の滴を払って笑った。
「はは、油断大敵だな。でもすごい合体技だっただろ?」
「うん、スマホ持ってくれば良かった。でも邪魔しちゃったみたいでごめんね」
「今日のユーリは海を照らすサンシャインよりも眩しいギルドレディだからな、十四松が魅了されたのも無理はないさ」
水着のオレンジ色を掛けたのだろうか。
相変わらずだなと思っていたら、少ししてカラ松くんは私から目を反らして、言い淀む。
「…その、さっき言いそびれたんだが…よく似合ってるな、ユーリ」
「あ、ありがと…」
「正直、目のやり場に困っている」
臭い台詞の後に素直な意見が続く二段階攻撃は、ギャップも相まって効果バツグンだ。私に。
「カラ松くんも水着似合ってるよ」
「そ、そうか?」
オールバックのカラ松くんに微笑まれた。守りたいその笑顔。
「ユーリにそう言ってもらえるのが、一番嬉しいな」
ああもう、尊い。
二時間の長距離運転も、トト子ちゃんとの扱いの差も、全部どうでもよくなる。何で私スマホ持ってこなかったんだろう。